園芸施設共済

園芸施設共済の仕組み

補償対象の園芸施設等は

補償対象の園芸施設等は、特定園芸施設のほか、申し出により附帯施設、施設内農作物、特定園芸施設撤去費用、園芸施設復旧費用を追加できます。
特定園芸施設:農作物を栽培するためのプラスチックハウス(パイプ、鉄骨)、ガラス温室及び雨よけ施設などです。
附帯施設:特定園芸施設の内部で農作物を栽培するために用いる暖房機、換気扇、カーテン装置などです。
施設内農作物:特定園芸施設の内部で栽培される農作物で、花、メロン、きゅうり、ホウレン草などです。ただし、育苗(いくびょう)中の農作物は対象になりません。
特定園芸施設撤去費用:一定規模の被害を受けた施設の解体や廃材の撤去・処分に要する経費が対象になります。
園芸施設復旧費用:特定園芸施設または附帯施設を復旧する際の費用のうち、時価補償額を除く費用のことです(耐用年数経過後は復旧する際の費用の75%のうち、時価補償額を除く費用となります)。

加入をするには

所有(または管理)する特定園芸施設について、一括して組合に加入の申込みをし、組合が承諾することにより加入することができます。
加入にあたっては、特定園芸施設に併せて、附帯施設、施設内農作物、特定園芸施設撤去費用、園芸施設復旧費用も加入することができます。
なお、施設内農作物の加入に際しては、一定の条件を満たす場合、病虫害を補償の対象としない方式(病虫害事故除外方式)を選択することもできます。

共済責任期間は

共済金支払いの対象となる期間(共済責任期間といいます)は、共済掛金払込みの翌日から、基本は1年間ですが、被覆期間(2カ月以上)に応じた月単位の短期加入も選択できます。

共済金額は

共済金額は、共済金の支払最高額をいい、次のように算定します。

共済金額=共済価額(特定園芸施設の価額+附帯施設の価額+施設内農作物の価額+特定園芸施設撤去費用の価額+園芸施設復旧費用の価額)×付保割合

※共済価額は、特定園芸施設・附帯施設については共済責任期間開始時における価額(時価額(じかがく))を基礎とし、施設内農作物については生産費を考慮して設定します。
※特定園芸施設撤去費用の価額は、撤去費用に係る㎡あたり費用に特定園芸施設の設置面積を乗じて設定します。
※園芸施設復旧費用の価額は、特定園芸施設の再建築価額および附帯施設の再取得価額からそれぞれの共済責任開始時における価額(時価額)を差し引いて設定します。
※付保割合は、60~80%の範囲内で農家が申し出た割合です。

共済掛金の額は

農家が負担する共済掛金は、次のように算定します。

農家負担共済掛金=共済金額×共済掛金率×(共済責任期間/12ヵ月)-国庫負担掛金

※共済掛金率は、組合ごと、特定園芸施設の種類ごと、さらに特定園芸施設(附帯施設を含む)、施設内農作物、特定園芸施設撤去費用、園芸施設復旧費用ごとに、農林水産大臣が過去20ヵ年の被害率を基礎に定め、3年ごとに改定されます。
なお、共済掛金率については、農林水産大臣が定めた率に農家ごとの過去一定年間の被害率等を加味して設定しております。(危険段階別共済掛金率といいます)。
※国庫負担割合は、50%です(復旧費用については国庫負担がありません)。ただし、国庫負担は共済金額が8千万円までとなっています。

共済事故の対象は

共済金の支払い対象となる災害(共済事故といいます)は、次のように定められています。
風水害、ひょう害、雪害、その他気象上の原因(地震、噴火を含む)による災害、火災、破裂、爆発、航空機の墜落及び接触等、車両の衝突及び接触等、病虫害(ただし、病虫害事故除外方式に加入した場合は対象とはなりません)、鳥獣害。

共済金の支払額は

1棟ごとに損害額が3万円または共済価額の1割を超える場合に、次の算式による共済金が支払われます。

支払共済金=損害額×付保(ふほ)割合

※損害額 = 特定園芸施設の被害額 + 附帯施設の被害額 + 施設内農作物の被害額 - 特定園芸施設撤去費用等 + 園芸施設復旧費用額 - (残存物価値 + 賠償金等)

損害発生の通知と損害評価は

共済金の支払いを受けるべき損害があると認められる場合、加入農家は、すみやかに組合へ通知することが義務づけられています。
※通知がない場合は、損害額の調査(損害評価)は行われず、共済金の支払いを受けることができなくなります。
組合では、農家の損害通知を受けて連合会と合同で損害評価を行い、連合会・農林水産大臣の審査を受けた後、共済金を農家に支払います。

損害通知から共済金支払までの流れ(概念図)

損害通知から共済金支払までの流れ(概念図)

被害がなかった場合は

低被害の加入農家に対しては、組合及び連合会の所定の財源(特別積立金)の範囲内で、次により無事戻金(ぶじもどしきん)を交付することとしています。

無事戻金=前3ヵ年の農家負担共済掛金の1/2-(前3ヵ年間の共済金+前2ヵ年間の無事戻金)

※上記の算式で計算した金額の合計が、所定の財源を上回る場合は、無事戻金は減額されます。